【ブランド】
nonnotte
【アイテム】
Draping Overlap Shirt -Trace Bird Plaid-
【素材】
ウール 100%
【サイズ】
|
着丈 |
肩幅 |
身幅 |
袖丈 |
| size4 |
65cm |
52cm |
68cm |
59cm |
【着用サイズ】
181cm size4
【デザイナーのコメント】
・Super 140’s Shadow Jacquard – Bird Plaidについて
こちらの素材は、通年着用に適した Super140’s の梳毛ウールを贅沢に使用した、nonnotte独自のシャドージャガード織りです。
糸は先染めで何色も丁寧に染め分け、時間と工程を惜しまずに織り上げています。
シャドージャガード織りとは、色と織り組織、そして光の反射までを設計に取り込み、一見すると無地のように見えながら、動きや光の角度によって柄が浮かび上がってくる技法です。
主張しすぎないのに、確かに存在する柄。その奥行きのある見え方を大切にしています。
この素材は今季で3シーズン目の展開となります。
今回はオリジナルのチェック柄をベースに、その上を鳥が羽ばたくモチーフを重ねました。
千鳥格子の中にいる鳥がもし生きていて、テキスタイルの上から自由に飛び立っていったら——そんなイメージから生まれた柄です。
モチーフの散らばり方はクラシックに見えるよう意識しながら、一見アンバランスに見える配置の中に規則性を持たせています。
整いすぎず、崩しすぎない。その中間の緊張感を狙いました。
チェックの色合いも、はっきりとした配色ではなく、トーンの近い色同士で構成しています。
遠目にはほぼ無地に見えますが、光の当たり方や動きによって、奥からゆっくりと柄が立ち上がってきます。
色でチェックを見せるのではなく、陰影と反射でチェックを感じさせる設計です。
グレーの階調の中でわずかに差をつけることで、主張は抑えながらも、確かな奥行きが生まれています。
柄が前に出すぎないことで、スタイリング全体の邪魔をせず、それでいて印象はきちんと残ります。
近づいた時に初めて気づくチェック。
そのくらいの距離感が、この素材にはちょうどいいと考えました。
従来にはあまりなかったアプローチで構成した、新しいチェックの表現だと思っています。
非常にコストのかかる素材ではありますが、どうしても形にしたい理由がありました。
私自身、シャドージャガードのトラウザーを日常的に愛用していますが、これを一本持っているだけで、例えば無地のTシャツを合わせるだけでも、装い全体に自然なエレガンスが生まれます。
派手ではないのに印象が残る。その力と高揚感を、ぜひ体感していただきたく、今回の開発に踏み切りました。
・Draping Overlap Shirt
前身頃を重ね合わせる構造で設計した、カシュクールの要素を取り入れたドレーピングシャツです。
単なる打ち合わせのデザインではなく、重なりによって自然なドレープが生まれるよう、前身頃の角度と分量を細かく調整しています。
布が交差することで生まれる陰影と流れが、このシャツの大きな特徴です。
身体に沿わせて整えるというよりも、重なりの動きによって形が決まる設計。
着る人の所作によって見え方が変化し、静止と動きの両方で表情が生まれます。
裾には共地のドローコードを通しています。
ここを軽く絞ることで、裾に自然なギャザーと溜まりが生まれ、タックインしたような立体的な見え方になります。
実際に入れ込まずとも、視覚的にウエスト位置が整う設計です。
逆に絞らずに着ると、よりフラットで流れるシルエットになります。
一着で二つのバランスを楽しめる仕様です。
シャツでありながら、どこかラップトップスのようなニュアンスも持つ存在。
nonnotteらしい立体裁断の考え方を、重なりの構造で表現しました。
整えすぎずに成立し、動きの中で完成するシャツです。