ここ数年、nonnotteでは「リバー縫製」という手縫いによる仕立てで、軽くて暖かいアウターシリーズを展開してきました。
昨年は暖冬を意識し、ウールカシミヤを使った薄手のメルトン生地を開発。リバー仕立ての特性を活かすため、両面を起毛することで、軽さと膨らみを兼ね備えた新たなメルトンを完成させました。
そして今年。暖冬が続く日本において、どのようなメルトン素材であれば最も活躍するアウターが作れるのか。私たちは改めて真剣に考え直しました。
今回は、これまでの“メルトン”という概念から一度離れることを意識しました。
軽さと温かみを両立できる素材を模索する中で、たどり着いたのが、スーツ生地としても用いられる“フランネル”でした。
このフランネルをリバー仕立てに落とし込むにあたっては、多くの工夫が必要でした。
生地本来の柔らかさを損なわずに、空気を含むふっくらとしたハリ感を持たせたい——その理想を叶えるため、試作を重ねながら作り上げたのが今回の素材です。
nonnotteが提案する「リバーフランネル」が、これからの日本で最も活躍するアウターになれば幸いです。
型は、新型となる、立体的なマチを備えた“着物スリーブ”が特徴のブルゾンです。
イメージしたのは、モダンに再構築したピーコート。
やや控えめなダブルフロントのデザインに、ニットをインナーに着ても着膨れしない、たっぷりとしたボリュームのスリーブ。構築的に整理されたそのシルエットは、裾に向かって緩やかにテーパードし、美しいラインを描きます。
新たなスタンダードとして、nonnotteの「リバーフランネルブルゾン」をぜひお試しください。